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zoom RSS 宙図(星図、コーバス星系)〜彷徨える艦隊(The Lost Fleet)

<<   作成日時 : 2011/11/26 16:13   >>

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★この記事には、物語の内容に触れている部分があります。★

「彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス」(book 1 of 6)で、シンディック本拠星系を脱出したギアリー艦隊が最初に通過した星系。この星系については、惑星の軌道が作中に記述されているので、それにしたがって宙図を描いてみた。艦隊が最初に出現したジャンプ点をグラフの下側にとってある。

ハビタブルゾーンは、居住惑星(第2惑星)の軌道が恒星コーバス周囲のハビタブルゾーン中心距離にあるとして、太陽系のハビタブルゾーン(0.97〜1.39AU。ウィキペディア日本語版より)の比率を当てはめている。なお、別記事「星系リスト(と、恒星のスペクトル型)」(http://masamich.at.webry.info/201110/article_4.html
)で、恒星コーバスを主系列星と仮定し、ハビタブルゾーン中心距離から放射光度、スペクトル型を逆算し、A0と求めた。

また、下表では、コーバス星のスペクトル型から、各惑星の公転周期を求めた。ケプラーの第3法則から、惑星の公転周期の2乗は軌道長半径の3乗に比例するため、軌道長半径から公転周期を求めることが出来る。また、惑星の公転運動は、恒星の引力とつりあうため、速度は恒星の質量の平方根に比例し、周期は反比例する。理科年表によれば、A0型の主系列星の質量は、太陽の3倍なので、ケプラーの第3法則から求めた公転周期の√3分の1とすればよい。

※PC用表示でないと下の表組が正しく表示されません。

軌道長半径(天文単位/光時)
semi-major axis(AU/Light hours)/
公転周期
orbital period(years)
摘要
summary
第1惑星
Corvus I
6.49/0.99.5コーバスから1光時たらず 偏心軌道 荒れ果てた岩の惑星(p139)※コーバスから0.9光時とした
第2惑星
Corvus II
8.66/1.214.7居住惑星 コーバスから1.2光時(p139)
第3惑星
Corvus III
43.29/6.0164.4コーバスから6光時 ガス巨大惑星(p139)
第4惑星
Corvus IV
57.71/8.0253.1ジャンプ点から0.5光時 氷の惑星 衛星のように小さい(p139)
シンディック本拠星系へのジャンプ点
Jump Point(Syndic's Home)
61.32/8.5---コーバス星から8.5光時、10億キロ(p139)※ただし、8.5光時から換算すると9.2億キロ程度(P139)


Chart of the Corvus system
クリックで拡大します。↓
Chart(Corvus system)
Chart(Inner Corvus system)


ところで、作中ではユオン星系、カリバン星系へのジャンプ点の位置が明記されていないが、艦隊の移動経路、時間などからあるていど絞り込むことが出来る。

まず、作中のジャンプ点は、一般に星系の外縁に存在するようなので、コーバス星からの距離はシンディック本拠星系へのジャンプ点と同じく8.5光時程度と思われる。

次に、カリバン星系での艦隊の移動距離の上限を行動時間から考える。最初の艦長会議を終えたのが、コーバス星系に来て14時間後(P210)、それから7時間あまり後(コーバス星系に来て21時間あまり後。T+21とする)に、シンディックの追跡艦隊が、本拠星系へのジャンプ点から現れる(P216)。このとき艦隊は、カリバン星系へのジャンプ点まで4光時の位置にいた(P219)。この間、艦隊がおおむね0.1光速で移動してきたとすると移動距離は2光時程度なので、カリバン星系へのジャンプ点は、コーバス星系から8.5光時、本拠星系へのジャンプ点から6光時程度の位置となる。この場合、艦隊は第4惑星の軌道のやや内側に入る程度で、星系外縁をかすめるような経路を通ることになる。

一方、この2時間程度後(T+23)(P225)に艦隊はリオーネが交渉徴発した商船団とランデブーするが、これに先立って居住惑星の軌道のわきをすり抜けており(P229)、それから武装解除工作などを経て(最短1時間程度としてT+24)、居住惑星に32光分まで接近し(P244)、商船隊が帰着する9時間後(T+33)には、居住惑星から1光時の地点を通過している(P248)。なお、この時点で追跡艦隊は居住惑星から2光時の位置にあるとされている。

記述が矛盾しているが、物語の推移にあわせて後者によると考えるのが適当だろう。

また、艦隊が商船隊とランデブーする直前の時点で、ギアリー艦隊がユオン星系へ行くようにも見せかけられる(P224)ことから、ユオン星系へのジャンプ点は、カリバン星系へのジャンプ点からさほど違う方角にあるわけではないと考えられる。

Chart of the Corvus system(Course of Alliance Fleet)
クリックで拡大します。↓

Course of Alliance Fleet


なお、6巻までの移動経路上の位置は、ジャンプ航路(ルート図)( http://masamich.at.webry.info/201110/article_9.html)、ジャンプ航路(http://masamich.at.webry.info/201110/article_8.html)を参照。

最終更新2012.03.03

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宙図〜彷徨える艦隊(The Lost Fleet)〜海外のサイトから
ジャック・キャンベルの「彷徨える艦隊」シリーズの宙図(chart)。 「DudleyMall 」(http://www.dudleymall.co.uk/index.html)に掲載されているもので、シンディック宙域、シンディック本拠星系などかなり詳しく描かれている。 ...続きを見る
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