MASA Planetary Log

アクセスカウンタ

zoom RSS 海王星儀と冥王星儀

<<   作成日時 : 2012/01/21 01:51   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

これらも某科学館の工作教室用に作成したもの。

海王星儀の元画像は、「Views of the Solorsystem」(http://solarviews.com/eng/index.htm)に掲載されている円筒図法の海王星地図をもとにしている。ただ、この地図は「大暗斑」や「スクーター」など、ボイジャー2号の写真にみられる特徴的な雲の模様がやや弱いように感じたので、それらのパーツを別途、海王星の写真から切り出して貼り付けている。

冥王星儀の元画像は、当時唯一の全球図だった、ハッブル宇宙望遠鏡による明暗図(1996年発表)をベースに、地上望遠鏡の画像解析による半球図(2001年)を合成している。ディティールは半球図のほうが細かかったため、少しでもディティールアップするための、いいとこどりである。全球図はグレースケールなので、色合いは、半球図に基づいている。元画像の解像度が低いので冥王星儀もモザイク状となっているが、科学的には正確を期した作り方だと思う。

もう一方の冥王星図は想像図だが、できるだけ科学的に正確に、かつ高解像度とするよう工夫をしている。望遠鏡観測により、冥王星は赤っぽい色をしており、また海王星の衛星トリトンと似ていると考えられていた。そこで、全体の模様は前述の冥王星明暗図にもとづき、ディティールはボイジャー2号が撮影したトリトンの画像を用いて作成することにした。具体的には、トリトンの地表画像から明るい地域だけを貼りあわせた全球図と、暗い地域だけを貼りあわせた全球図をつくり、それらを明暗図のグレースケール情報によりブレンドした。やってみるとトリトン画像では暗い部分のディティールが不足していたので、結局暗い地域は、土星の衛星イアペタスの画像を用いた。

冥王星は2006年の国際天文学連合総会で準惑星に位置付けられ、その後小惑星番号が割り振られた。ここに掲載した冥王星儀の帯(スタンド)にも、その辺を追記している。

なお、冥王星の地表図は、2010年にハッブル宇宙望遠鏡による新しいものが発表されている(2002年〜2003年に観測)。こちらは色情報もついている(http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/2010/06/image/c/)。明暗分布は1996年のもの(1994年観測)とかなり変わっていて、冥王星の地表は変動が大きいようだ。

冥王星には現在、NASAの探査機ニューホライズンズ(http://pluto.jhuapl.edu/)が向かっており、2015年に接近観測する予定。ずいぶん先の話だと思っていたが、いつの間にかあと3年になった。

◎惑星儀リンク(随時更新)
http://masamich.at.webry.info/201201/article_7.html

■海王星儀
画像


■冥王星儀(明暗図)
画像


■冥王星儀(想像図)
画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
海王星儀と冥王星儀 MASA Planetary Log/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる